ミキキメモ

いろいろぽいぽい

最近のSNS、信用度の担保のために当事者性&清浄性を求めるからか、「こういうことを書く、こういうことを言うこの人は〇〇だ」という決めつけを見ることがあり息苦しい。更に、決めつけを受けた人が指摘の誤りを正すために「私は✕✕です」と属性開示するのを目撃するとなおさら息が詰まりそうになる。
「人の属性を他人が決めないで」「カミングアウトを強制しないで」ということが言われるようになって久しく、この流れ自体は好ましいんですが、何かに言及するとき「この人はきっと〇〇だろう」と、表現や作品に対してではなく当人の属性に触れた指摘をするのは非常に危うい。そこには属性開示の強制性が潜んでいるから。人の皮を剥がないで。
「あなたはそのままですばらしい」と何も隠さずにいられること、それは素敵です。「私はこういう人間です」と口にしたりアピールしたりプロフィールに記載したりする、そういった自発的な行動を否定する意図もないです。ただ、相手が信頼できる人かどうか、の確認のためにまだベールを被っていたい人の覆いを奪ってはならないと思う。
RSS