ツイッターで映画の暴力表現についての話題を見かけて呟いたことをまとめておく。▼ひらく話題の元をおおまかにまとめると、RRRを見た人が暴力表現にショックを受け、「ダンスシーンばかり取り上げられて暴力表現があることが伝わってなかった、知ってたら見なかった」と非難しているものでした。以前も「RRRの暴力シーンで具合が悪くなって退場してる人を見かけた」というツイートがあったので、CMや広報の仕方どうなってるんだろ?と考えてしまった。私はRRRを見てないからわからないんですけど。(この方は暴力表現以外に当時の政治情勢に関しても書いてらしたんですが、そっちには同意してません。)で、RRRに関しては私もツイッター上でナートゥという楽しそうなパート?の話題や、肩車シーンのイラストなどはたびたび見かけていて、楽しいシーンがある映画なんだな〜と思っており、前述の退場ツイートを見たときは、暴力表現があるという感想をあまり見かけなかったな、と思って少し驚いた。退場しちゃうくらいなんだ、と。なお私は、幼少期ジュラシックパークを見ている途中、キッチンへの恐竜侵入シーンが怖くて退場しました。この方がどういう感想や宣伝を見て本作を見に行ったのかわからないんですけど、これまでさまざまな作品の感想を見る中で、オタク的言い回し(過剰だったり回りくどかったり愉悦だったり)がされることで隠されてしまう作品の重要パートもあるなあと感じることが多くなってきた。なので今は一周回ってシンプルに「ホラーだよ!」「怖いよ!」「ぐろいよ!」「暴力だよ!」と言った方がいい時があるんじゃないかな〜と思う。その上で、その作品が好きなら「だがそこがいい」で締めたらいいんじゃないかなと。とは言っても、見た人が感想のありかたを外部が指定することもしたくない。その人の感想はその人のものなので。ただ、もし“あえて”周囲のノリに合わせた感想の表し方をしてないか、ということは胸に手を当てて考えたい。これは私自身、ツイッター上のミームや強めの表現を使ったことがあり、そのあと「あれはちょっと言い過ぎたかな、自分の言葉と違ったな…」と思ったことがあるからです。対策として個人の感想の自由を奪うのはしたくない。でも作中で犬が無事か事前に知りたい人がいるように、人が無事かどうか(暴力があるかどうか)も苦手な人は知りたいよね。判断材料のひとつが映倫区分なんだろうけど、RRRは映倫区分Gで「誰でもご覧になれます」扱いらしく、そこを問題視してるツイートは見かけた。少なくない鑑賞者がそう思うなら、もう少し区分が厳しくてもよかったのかもしれないですね。テーマと予告から暴力があるとわからないのが悪い、というコメントも見たけど、映倫区分Gだし…どのレベルの表現はGの範囲なんだろ。アメリカだと作品別にどのような表現があるかチェックできるサイトがあるようなので、そういうシステムが日本にもできるといいな。ゲーム業界で使われてるアイコンもいいと思った。公式サイトや映画館で鑑賞前にチェックできると助かる。映倫区分については、映画公開後でも見た人たちの意見を聞いて映倫区分を変えられる仕組みはないのかな。今回、音楽も踊りも素敵だけどでも暴力が強いから区分厳しいいほうがいい、となってたら苦手な人は避けれたかもしれないので、試写会で意見聞くとか、やってたらいいな。それから、最近のメディアはネットで話題になっていることをそのまま取り上げることがあるので、SNS上でナートゥ!となってるファンの盛り上がりをそのまま宣伝に使ってたら、ちょっとやだなと思った。あと、エンタメを楽しめる人たちは、暴力表現もエンタメのひとつとして寛容に受け止められる人が多そうと思っていて(苦手でも作品に必要と思ったら耐えられる、とかも含む)、そういうのが好きな人たちだけで集まると世間一般と感覚が離れちゃいそう。暴力表現は一般的ではなくあまり好ましいものではなく怖いものだ、という視点を忘れちゃいけない。忘れないために、エンタメを楽しむ者として、自分はこの表現を(あえて)好むとか、この表現に耐性があるとかを把握しておくのも大事だろう。特に、個人相手に作品をおすすめするときには。で、今回みたいに表現に関する問題になったとき、(あえて)好んで見る側の意見をベースにものごとを考えていいのかどうか?というときはある。人気が出たり話題になることきっかけで見に行く人は、その宣伝で興味を持った一般の人の方も多いだろうと思うから。映画倫理機構(映倫)eirin.jp/list/index.php?title=...映倫のホームページで審査作品リストと区分、指定理由(あらすじ)がみられて面白いです。PG12以上はなぜその区分にしたか書いてある。▲とじる 雑記 2023/04/18 Tw
話題の元をおおまかにまとめると、RRRを見た人が暴力表現にショックを受け、「ダンスシーンばかり取り上げられて暴力表現があることが伝わってなかった、知ってたら見なかった」と非難しているものでした。以前も「RRRの暴力シーンで具合が悪くなって退場してる人を見かけた」というツイートがあったので、CMや広報の仕方どうなってるんだろ?と考えてしまった。私はRRRを見てないからわからないんですけど。(この方は暴力表現以外に当時の政治情勢に関しても書いてらしたんですが、そっちには同意してません。)
で、RRRに関しては私もツイッター上でナートゥという楽しそうなパート?の話題や、肩車シーンのイラストなどはたびたび見かけていて、楽しいシーンがある映画なんだな〜と思っており、前述の退場ツイートを見たときは、暴力表現があるという感想をあまり見かけなかったな、と思って少し驚いた。退場しちゃうくらいなんだ、と。なお私は、幼少期ジュラシックパークを見ている途中、キッチンへの恐竜侵入シーンが怖くて退場しました。
この方がどういう感想や宣伝を見て本作を見に行ったのかわからないんですけど、これまでさまざまな作品の感想を見る中で、オタク的言い回し(過剰だったり回りくどかったり愉悦だったり)がされることで隠されてしまう作品の重要パートもあるなあと感じることが多くなってきた。なので今は一周回ってシンプルに「ホラーだよ!」「怖いよ!」「ぐろいよ!」「暴力だよ!」と言った方がいい時があるんじゃないかな〜と思う。その上で、その作品が好きなら「だがそこがいい」で締めたらいいんじゃないかなと。
とは言っても、見た人が感想のありかたを外部が指定することもしたくない。その人の感想はその人のものなので。ただ、もし“あえて”周囲のノリに合わせた感想の表し方をしてないか、ということは胸に手を当てて考えたい。これは私自身、ツイッター上のミームや強めの表現を使ったことがあり、そのあと「あれはちょっと言い過ぎたかな、自分の言葉と違ったな…」と思ったことがあるからです。
対策として個人の感想の自由を奪うのはしたくない。でも作中で犬が無事か事前に知りたい人がいるように、人が無事かどうか(暴力があるかどうか)も苦手な人は知りたいよね。判断材料のひとつが映倫区分なんだろうけど、RRRは映倫区分Gで「誰でもご覧になれます」扱いらしく、そこを問題視してるツイートは見かけた。少なくない鑑賞者がそう思うなら、もう少し区分が厳しくてもよかったのかもしれないですね。
テーマと予告から暴力があるとわからないのが悪い、というコメントも見たけど、映倫区分Gだし…どのレベルの表現はGの範囲なんだろ。
アメリカだと作品別にどのような表現があるかチェックできるサイトがあるようなので、そういうシステムが日本にもできるといいな。ゲーム業界で使われてるアイコンもいいと思った。公式サイトや映画館で鑑賞前にチェックできると助かる。
映倫区分については、映画公開後でも見た人たちの意見を聞いて映倫区分を変えられる仕組みはないのかな。今回、音楽も踊りも素敵だけどでも暴力が強いから区分厳しいいほうがいい、となってたら苦手な人は避けれたかもしれないので、試写会で意見聞くとか、やってたらいいな。
それから、最近のメディアはネットで話題になっていることをそのまま取り上げることがあるので、SNS上でナートゥ!となってるファンの盛り上がりをそのまま宣伝に使ってたら、ちょっとやだなと思った。
あと、エンタメを楽しめる人たちは、暴力表現もエンタメのひとつとして寛容に受け止められる人が多そうと思っていて(苦手でも作品に必要と思ったら耐えられる、とかも含む)、そういうのが好きな人たちだけで集まると世間一般と感覚が離れちゃいそう。暴力表現は一般的ではなくあまり好ましいものではなく怖いものだ、という視点を忘れちゃいけない。忘れないために、エンタメを楽しむ者として、自分はこの表現を(あえて)好むとか、この表現に耐性があるとかを把握しておくのも大事だろう。特に、個人相手に作品をおすすめするときには。
で、今回みたいに表現に関する問題になったとき、(あえて)好んで見る側の意見をベースにものごとを考えていいのかどうか?というときはある。人気が出たり話題になることきっかけで見に行く人は、その宣伝で興味を持った一般の人の方も多いだろうと思うから。
映倫のホームページで審査作品リストと区分、指定理由(あらすじ)がみられて面白いです。PG12以上はなぜその区分にしたか書いてある。▲とじる