
ジークアクス7話見ました。
物語において、やってしまった行動や時の流れ、世間の対応や法規などから「それはそうなっても仕方ないことだ…理解できる」という感想と、「それはそれとしてどうして…!!😭」と叫びたくなる感情は両立します。今回はそんな話だった。"マチュのリベリオン"のチュの発音の色気にときめいていられる時間は一瞬だった。
ずっと気になっていたクラバ運営のネタバラシ。思わず「お前お前お前らー!!」って指さしてしまった。汚ねぇ!大人たちの世界汚ねぇ!(汚い)上層部がクラバで懐肥やしてるの、タマキみたいに真っ当に仕事に邁進したり生活が充実している人には知らないんだろうな。日陰者の集まりのようなクラバの存在すら知らなかったし。違法デバイスの摘発と難民街への対処といい、運営は最初から機が熟したら日陰者から全て奪うか、とかげの尻尾切りするつもりだったのかな。マチュがあの日改札の前で足を止めなければ、本当に、ニャアンという難民の子の顔を知ることなんてなかったんだろう。
なおこれクラバの儲けがソーラ・レイに使われる流れなんだろうか。エグい。あとスポーンがコロニー内に変更されたのは誰の仕業だったんだろう。ゲーツが言った通りシンプルに運営(の中の協力者)が下手こいたかたちなのかな。
マチュとニャアンの秘密の合流がうまくいきますように!という私の願いは全く全然叶わなかったわけですが。マチュの選択した行動が今の彼女の状況を生み出したことは理解できる。そうなるよね、と納得できる線は引かれてる。でもそれをわかったうえ上で「どうしてだよお!」と言いたくなった。
前回の感想で「マチュは自分の気持ちを言葉にするのが不得意なのかも」と言ったけど、加えて、謝ることが苦手な感じがした。決して謝りたくないわけじゃなくて。だって6話でニャアンがマチュのために戦ってくれたのをわかってるって言ってたもん。その気持ちは本物だったと思いたい。ハロへの反発からの発言でなければいいな。謝ることができないというのは、人間関係やっていく上でマイナスなので、これからそれを覚えて表す機会を掴んでほしい。場を与えてくれ…。
ところでイズマコロニーには未成年者保護法のようなものないのかな。カメラ映像から即個人特定できるのは人口を管理する必要があるコロニー下では便利だろうけど、あの短時間で知人にはわかる程度の顔写真が出て、家庭の情報まで流され、本名も公表されるのは怖い。戦争からすぐで現役の軍隊もある世界だから、現代日本と考え方違うかもしれないけど、でもお嬢様学校があるくらいの生活レベルで独立運営されてるコロニーでしょ?人権意識どんな具合なんだろ。
希望があるとすれば、連邦のテロリストを駆除したという立場のジオンから便宜を計らってもらえる可能性があることかな。クラバ参加や金の問題はあるし、イズマをぼこぼこにしちゃったからすんなりいくとは思えないが。どちらにしても故郷へ戻るためにはシャリア・ブルへ協力しなければならないと思う。母親はマチュのことをわかろうとしてくれなくて、ナブがくれたわずかな優しさはマチュに届かなくて、アンキーがマチュにくれた言葉は本当ではなかった。マチュは傷ついて、同じくらい後悔もしているかもしれない。「大人はみんな嫌いだ!」と叫んだ彼女にシャリア・ブルはどんな言葉をかけるんだろう。
アンキーはやっぱり操縦者がマチュ以外にもいると知らなかったみたいだよね。となるとシャリア・ブルはジークァックスからの情報やニュータイプの勘でパイロットはふたりとわかってたのかな。そのうえで、ニャアンをエグザべくんに迎えに行かせたのか。エグザべくん、コインロッカーの件でマチュがジークアクスのパイロットか疑念があるだろうし、ニャアンが正当パイロットだと言われたら納得するでしょう。
は〜、エグザべくんがニャアンに与えた「君には才能がある」、これマチュが求めてた言葉かもしれないな…マチュには与えられず全て失い、すべて失ったニャアンには与えられたわけ。
マチュがニャアンに連絡をしたのはクラバ前日だけど、その日にはガサ入れされてたのか、それともクラバ当日の日中の出来事か…前日夜の制服から当日夜は私服に着替えているから、やっぱり当日昼間のニュースかな。"もはや帰る場所がないから"マチュに手を貸したのかもしれないと思うとつらい。
ニャアンは別にシュウジに恋愛感情を抱いていたわけじゃなく、ようやくたどり着いた場所で出会った、一緒にいると自由を感じられる友達と一緒に、自由にいられる場所にいきたかったんじゃないかな。だから、自分のことを顧みてくれなかった、謝ってくれなかったマチュにモヤつきながら頑張ったけど、自分が死ぬかも捕まるかもという立場になって何か折れちゃったんだろう。そりゃそうだよ。5話みたいにキラキラしながら戦える戦場じゃなかったもんね。軍警に追い詰められるニャアンの姿に、マチュとは別の内容で大人より弱い子どもの立場を見た。隠れて大人しく生きざるを得ないのとは違う恐怖。それなのに、一緒にいてくれると思っていたシュウジは自分を置いて消えてしまうなんてね。故郷を脱出してからこっち、自分を一番に思ってくれる人は誰もいなくなってしまった、居場所もないというのは怖くて悲しくて寂しいよね…マチュとシュウジに出会ったことで埋まったさみしさの穴が、二人のせいでより大きく広がってしまったんだねえ!悲しい!
そんな彼女に手を伸ばすエグザべくん、「ようこそジオンへ」というキラキラした美しいカットを薄ら寒く感じてしまった。この差し出された手を取ったのはニャアンだけど、ポジティブな行動ではなかったでしょ。彼女がずっと求めていた居場所(感情面の意味ではなく、難民かつ不法移民が戸籍や所属を得られるの意味)を与えられたのは事実だけど、追い詰められた結果なのがキッツい。キシリア様に問われて、家族も親しい友人もいない、と答えるニャアンの表情がズダボロで見てられないよ。
ニャアンを迎えに来たエグザべくんには難民の少女と軍属モビルスーツ乗りという権力勾配が見えて怖かったんだけど、キシリア様をギャンで助けに来るところは最高にかっこよかった。ギャンという機体の存在を知らなかったけど、槍を携える真っ白な機体を目にした瞬間「おい!!騎士じゃん!!!!」って思わず声が出た。サイコガンダムの前に立ちはだかること、その後キシリア様のお側に移ったときの様子も全部、よく育成されてきたキシリア護衛という雰囲気でよかった。エグザべくんも難民出身でここまで上り詰めた人だから、ニャアンの気持ちをわかってあげられるかな。良き先輩としてニャアンのそばにいて欲しい。
エグザベ専用ギャンもエグザベくんの立ち居振る舞いもかっこいい回ではあったけど、軍人が行き場のない少女を迎えに来たシーンを魅力的に描くための演出な気もして、ジオンのプロパガンダを見せられている!怖い!と少し思った。エグザべ専用機ギャンのガンプラは欲しいです(敗北)。
エグザベくんの操るギャンの手のひらの上のキシリア様、ラピュタのロボット兵の掌の上のシータや、巨神兵のそばに立つクシャナ殿下のようだった。守られている立場なのに高貴さがあって素敵でしたね。ソーラ・レイとかいう物騒な代物を何に使おうとなさってるのかドキドキですけども。
ところでキシリア様がララ音を聞けていたのはニュータイプの素養があるからでしょうか?0079時空では聞こえてたかな…来週わかるかな。最後まで参謀長は登場しませんでしたね。休暇中ですか。それとも留守を任せてきたんですか。また会わせて欲しいです。
シャリア・ブルが総帥側ではないとわかってキシリア様も安心していたけど、ギレンもキシリアも両者とも同時に排除します、というシャリア・ブルの意図は予想通りでした。「ようやく手に入れたこの平和を保つには〜」の言葉に彼の内心が垣間見えた気がして、「わかるよ、戦争は嫌だよね」と頷いていたところに、お2人同時排除を宣言され、「うわ!!キタ!!」と思いました(ガッツポーズ)。シムスさんの前で堂々と言ってることから、ジオン内部でギレン派でもキシリア派でもない第三勢力として味方を増やしてるんだろうね。
ただ、思ってたより赤いガンダムへ執着してなさそうな態度は気になる。平静を装っているのか、それとも消えたくらいで慌てなくていいような考えが何かあるのか。二人を排除したあとの空席もどうするつもりですか…?
からの次回ビギニングパート差し込みは話の運び方がうまい。シャリア・ブルはザビ家を排除したいの?に対する答えのターンですね。閉じ込められたマチュの表情を見て泣きながらエンディング見てたら突然のビギニングに「は!?」だよ。ただ、映画の残りは15分くらいしかないと思うので、0079の新映像がお披露目されるのか、ソロモン落としを経て0085に場面が飛ぶのか、どちらなのかワクワクする。
マチュも映るといいね。マチュ、必死に金を集めて待ち合わせ場所に向かってたのに、ふたりはいなくて、軍警に見つかってテロリスト扱いされて。二人が自分を残して消えた、という事実とショックが彼女を怒りに走らせたんだろうか。マチュの背後でジークアクスが動いたとき、「あっ先にコクピットに乗り込んだニャアンが助けてくれるんだ!一緒にコクピットに乗って逃げるんだ!」と一瞬喜んだけど、全くそんなことはなかった。悲しみ。ソドンの誰かがマチュのそばにいてほしい。
シャリア・ブル&キケロガとソドン組の戦闘シーンはかっこよくて満足です。即断即決するラシット隊長かっこいい!それに応えるメンバーも最高。がっちがちに覚悟の決まった軍人の姿を見せてもらいました。サイコガンダムのビットに耐えたソドンもえらかったね。カッチカチやぞ。
シャリア・ブルの天然ニュータイプのバチバチ戦闘最高でした。超高速で飛び回るキケロガかっっこいいよ!「灰色の幽霊だ!」って言われてテンションあがった。エグザべくんが囮の役割もあったかもしれないが、この距離に近づいて狙撃というアクションを起こすまで敵から認知されてなかったってことよね。灰色の幽霊の面目躍如だよ。ひとりマヴだってできちゃうよ。ひとりマヴとは。
このクラバも中継されてたなら見てた軍関係者ガタタタッて立ち上がったんじゃない?ガッツポーズした灰色の幽霊ファンいたんじゃない?(金の為なら安全地帯から中継続ける運営はいると思いますわ。犠牲になるのはいつも弱者😡)
有線ビットをお供にコロニー内を自在に飛び回るキケロガ、すごかった。あれほどの操縦スキルを見ちゃうとビットも無線にしたほうが自由度上がりそうと思うんだけど、有線のメリットもあってのことかな。パソコンと外部機器も有線接続の方が安定したりするしな。本体から伸ばせる距離が限られる有線ビットをあれだけ縦横無尽に駆け回せられるのもシャリア・ブルのすごさなんだろう。オールレンジで360度安全を保証されてるシャアの赤いガンダムの姿がすぐ想像できる。
キケロガが落下するジークアクスを追って並走するところ、「これはキケロガの優先ビットでジークアクスを捕縛する流れが!?」(キケロガの有線ビットで対象を絡め取る描写を夢見てる)とワクワクしたら高速変形を始めたので声出して笑ってしまった。キケちゃんどうしたの!突然細くなっちゃって!!ご飯ちゃんと食べてる!?キケロガが元々デカいから変形ロボ部分もデカいんですね。ジークアクスを姫抱っこして受け止めるカット…好きだよ…。いやしかし、あのスピードでコロニーの中を移動してる最中に変形ができるのすごいし面白い。
ただ、変形機構すごいっちゃすごいんだけど、キケロガ本体の性能をあげる方向でなくこちら方向で開発を進めた意図はなんだろう。このロボ部にできてキケロガのままだとできないことある?MS形態でないとゼクノヴァ起こせませんとかなら嫌だが?戻ってきた赤いガンダムを抱き止めるためとかであってください。
ニュータイプパイロットとしての実力もさることながら、各所の間でうまく立ち回り、情報収集し、味方作る、と武力以外の方法で道を作ってきたところにシャリア・ブルの堅実さが見える。目的のためにどんな手段も厭わない怖さもあるけど、でも彼の中では目指す一本の道が見えてるんだろうとわかるアクションの起こし方で好きです。▲とじる
結局子どもや弱者の行動は全部大人や強者の手のひらの上、みたいな回でしんどかった。世の中の仕組みよ。あとあれだけ連邦テロリストが大暴れしたのに、コロニーの損傷は意外と少なさそうで、明日からも普通に日常生活を送る層(マチュのクラスメイトとか)がいるんだろうと思うと苦々しいけど、でもこれ現実でもあることだよね…私もニュース見てそのまま生活してることあるもんな…。
6話を見た私「これは1クールで終わるかもしれん。」
7話を見た私「いや…あと5話程度で終わるのか…?」
物語において、やってしまった行動や時の流れ、世間の対応や法規などから「それはそうなっても仕方ないことだ…理解できる」という感想と、「それはそれとしてどうして…!!😭」と叫びたくなる感情は両立します。今回はそんな話だった。"マチュのリベリオン"のチュの発音の色気にときめいていられる時間は一瞬だった。
ずっと気になっていたクラバ運営のネタバラシ。思わず「お前お前お前らー!!」って指さしてしまった。汚ねぇ!大人たちの世界汚ねぇ!(汚い)上層部がクラバで懐肥やしてるの、タマキみたいに真っ当に仕事に邁進したり生活が充実している人には知らないんだろうな。日陰者の集まりのようなクラバの存在すら知らなかったし。違法デバイスの摘発と難民街への対処といい、運営は最初から機が熟したら日陰者から全て奪うか、とかげの尻尾切りするつもりだったのかな。マチュがあの日改札の前で足を止めなければ、本当に、ニャアンという難民の子の顔を知ることなんてなかったんだろう。
なおこれクラバの儲けがソーラ・レイに使われる流れなんだろうか。エグい。あとスポーンがコロニー内に変更されたのは誰の仕業だったんだろう。ゲーツが言った通りシンプルに運営(の中の協力者)が下手こいたかたちなのかな。
マチュとニャアンの秘密の合流がうまくいきますように!という私の願いは全く全然叶わなかったわけですが。マチュの選択した行動が今の彼女の状況を生み出したことは理解できる。そうなるよね、と納得できる線は引かれてる。でもそれをわかったうえ上で「どうしてだよお!」と言いたくなった。
前回の感想で「マチュは自分の気持ちを言葉にするのが不得意なのかも」と言ったけど、加えて、謝ることが苦手な感じがした。決して謝りたくないわけじゃなくて。だって6話でニャアンがマチュのために戦ってくれたのをわかってるって言ってたもん。その気持ちは本物だったと思いたい。ハロへの反発からの発言でなければいいな。謝ることができないというのは、人間関係やっていく上でマイナスなので、これからそれを覚えて表す機会を掴んでほしい。場を与えてくれ…。
ところでイズマコロニーには未成年者保護法のようなものないのかな。カメラ映像から即個人特定できるのは人口を管理する必要があるコロニー下では便利だろうけど、あの短時間で知人にはわかる程度の顔写真が出て、家庭の情報まで流され、本名も公表されるのは怖い。戦争からすぐで現役の軍隊もある世界だから、現代日本と考え方違うかもしれないけど、でもお嬢様学校があるくらいの生活レベルで独立運営されてるコロニーでしょ?人権意識どんな具合なんだろ。
希望があるとすれば、連邦のテロリストを駆除したという立場のジオンから便宜を計らってもらえる可能性があることかな。クラバ参加や金の問題はあるし、イズマをぼこぼこにしちゃったからすんなりいくとは思えないが。どちらにしても故郷へ戻るためにはシャリア・ブルへ協力しなければならないと思う。母親はマチュのことをわかろうとしてくれなくて、ナブがくれたわずかな優しさはマチュに届かなくて、アンキーがマチュにくれた言葉は本当ではなかった。マチュは傷ついて、同じくらい後悔もしているかもしれない。「大人はみんな嫌いだ!」と叫んだ彼女にシャリア・ブルはどんな言葉をかけるんだろう。
アンキーはやっぱり操縦者がマチュ以外にもいると知らなかったみたいだよね。となるとシャリア・ブルはジークァックスからの情報やニュータイプの勘でパイロットはふたりとわかってたのかな。そのうえで、ニャアンをエグザべくんに迎えに行かせたのか。エグザべくん、コインロッカーの件でマチュがジークアクスのパイロットか疑念があるだろうし、ニャアンが正当パイロットだと言われたら納得するでしょう。
は〜、エグザべくんがニャアンに与えた「君には才能がある」、これマチュが求めてた言葉かもしれないな…マチュには与えられず全て失い、すべて失ったニャアンには与えられたわけ。
マチュがニャアンに連絡をしたのはクラバ前日だけど、その日にはガサ入れされてたのか、それともクラバ当日の日中の出来事か…前日夜の制服から当日夜は私服に着替えているから、やっぱり当日昼間のニュースかな。"もはや帰る場所がないから"マチュに手を貸したのかもしれないと思うとつらい。
ニャアンは別にシュウジに恋愛感情を抱いていたわけじゃなく、ようやくたどり着いた場所で出会った、一緒にいると自由を感じられる友達と一緒に、自由にいられる場所にいきたかったんじゃないかな。だから、自分のことを顧みてくれなかった、謝ってくれなかったマチュにモヤつきながら頑張ったけど、自分が死ぬかも捕まるかもという立場になって何か折れちゃったんだろう。そりゃそうだよ。5話みたいにキラキラしながら戦える戦場じゃなかったもんね。軍警に追い詰められるニャアンの姿に、マチュとは別の内容で大人より弱い子どもの立場を見た。隠れて大人しく生きざるを得ないのとは違う恐怖。それなのに、一緒にいてくれると思っていたシュウジは自分を置いて消えてしまうなんてね。故郷を脱出してからこっち、自分を一番に思ってくれる人は誰もいなくなってしまった、居場所もないというのは怖くて悲しくて寂しいよね…マチュとシュウジに出会ったことで埋まったさみしさの穴が、二人のせいでより大きく広がってしまったんだねえ!悲しい!
そんな彼女に手を伸ばすエグザべくん、「ようこそジオンへ」というキラキラした美しいカットを薄ら寒く感じてしまった。この差し出された手を取ったのはニャアンだけど、ポジティブな行動ではなかったでしょ。彼女がずっと求めていた居場所(感情面の意味ではなく、難民かつ不法移民が戸籍や所属を得られるの意味)を与えられたのは事実だけど、追い詰められた結果なのがキッツい。キシリア様に問われて、家族も親しい友人もいない、と答えるニャアンの表情がズダボロで見てられないよ。
ニャアンを迎えに来たエグザべくんには難民の少女と軍属モビルスーツ乗りという権力勾配が見えて怖かったんだけど、キシリア様をギャンで助けに来るところは最高にかっこよかった。ギャンという機体の存在を知らなかったけど、槍を携える真っ白な機体を目にした瞬間「おい!!騎士じゃん!!!!」って思わず声が出た。サイコガンダムの前に立ちはだかること、その後キシリア様のお側に移ったときの様子も全部、よく育成されてきたキシリア護衛という雰囲気でよかった。エグザべくんも難民出身でここまで上り詰めた人だから、ニャアンの気持ちをわかってあげられるかな。良き先輩としてニャアンのそばにいて欲しい。
エグザベ専用ギャンもエグザベくんの立ち居振る舞いもかっこいい回ではあったけど、軍人が行き場のない少女を迎えに来たシーンを魅力的に描くための演出な気もして、ジオンのプロパガンダを見せられている!怖い!と少し思った。エグザべ専用機ギャンのガンプラは欲しいです(敗北)。
エグザベくんの操るギャンの手のひらの上のキシリア様、ラピュタのロボット兵の掌の上のシータや、巨神兵のそばに立つクシャナ殿下のようだった。守られている立場なのに高貴さがあって素敵でしたね。ソーラ・レイとかいう物騒な代物を何に使おうとなさってるのかドキドキですけども。
ところでキシリア様がララ音を聞けていたのはニュータイプの素養があるからでしょうか?0079時空では聞こえてたかな…来週わかるかな。最後まで参謀長は登場しませんでしたね。休暇中ですか。それとも留守を任せてきたんですか。また会わせて欲しいです。
シャリア・ブルが総帥側ではないとわかってキシリア様も安心していたけど、ギレンもキシリアも両者とも同時に排除します、というシャリア・ブルの意図は予想通りでした。「ようやく手に入れたこの平和を保つには〜」の言葉に彼の内心が垣間見えた気がして、「わかるよ、戦争は嫌だよね」と頷いていたところに、お2人同時排除を宣言され、「うわ!!キタ!!」と思いました(ガッツポーズ)。シムスさんの前で堂々と言ってることから、ジオン内部でギレン派でもキシリア派でもない第三勢力として味方を増やしてるんだろうね。
ただ、思ってたより赤いガンダムへ執着してなさそうな態度は気になる。平静を装っているのか、それとも消えたくらいで慌てなくていいような考えが何かあるのか。二人を排除したあとの空席もどうするつもりですか…?
からの次回ビギニングパート差し込みは話の運び方がうまい。シャリア・ブルはザビ家を排除したいの?に対する答えのターンですね。閉じ込められたマチュの表情を見て泣きながらエンディング見てたら突然のビギニングに「は!?」だよ。ただ、映画の残りは15分くらいしかないと思うので、0079の新映像がお披露目されるのか、ソロモン落としを経て0085に場面が飛ぶのか、どちらなのかワクワクする。
マチュも映るといいね。マチュ、必死に金を集めて待ち合わせ場所に向かってたのに、ふたりはいなくて、軍警に見つかってテロリスト扱いされて。二人が自分を残して消えた、という事実とショックが彼女を怒りに走らせたんだろうか。マチュの背後でジークアクスが動いたとき、「あっ先にコクピットに乗り込んだニャアンが助けてくれるんだ!一緒にコクピットに乗って逃げるんだ!」と一瞬喜んだけど、全くそんなことはなかった。悲しみ。ソドンの誰かがマチュのそばにいてほしい。
シャリア・ブル&キケロガとソドン組の戦闘シーンはかっこよくて満足です。即断即決するラシット隊長かっこいい!それに応えるメンバーも最高。がっちがちに覚悟の決まった軍人の姿を見せてもらいました。サイコガンダムのビットに耐えたソドンもえらかったね。カッチカチやぞ。
シャリア・ブルの天然ニュータイプのバチバチ戦闘最高でした。超高速で飛び回るキケロガかっっこいいよ!「灰色の幽霊だ!」って言われてテンションあがった。エグザべくんが囮の役割もあったかもしれないが、この距離に近づいて狙撃というアクションを起こすまで敵から認知されてなかったってことよね。灰色の幽霊の面目躍如だよ。ひとりマヴだってできちゃうよ。ひとりマヴとは。
このクラバも中継されてたなら見てた軍関係者ガタタタッて立ち上がったんじゃない?ガッツポーズした灰色の幽霊ファンいたんじゃない?(金の為なら安全地帯から中継続ける運営はいると思いますわ。犠牲になるのはいつも弱者😡)
有線ビットをお供にコロニー内を自在に飛び回るキケロガ、すごかった。あれほどの操縦スキルを見ちゃうとビットも無線にしたほうが自由度上がりそうと思うんだけど、有線のメリットもあってのことかな。パソコンと外部機器も有線接続の方が安定したりするしな。本体から伸ばせる距離が限られる有線ビットをあれだけ縦横無尽に駆け回せられるのもシャリア・ブルのすごさなんだろう。オールレンジで360度安全を保証されてるシャアの赤いガンダムの姿がすぐ想像できる。
キケロガが落下するジークアクスを追って並走するところ、「これはキケロガの優先ビットでジークアクスを捕縛する流れが!?」(キケロガの有線ビットで対象を絡め取る描写を夢見てる)とワクワクしたら高速変形を始めたので声出して笑ってしまった。キケちゃんどうしたの!突然細くなっちゃって!!ご飯ちゃんと食べてる!?キケロガが元々デカいから変形ロボ部分もデカいんですね。ジークアクスを姫抱っこして受け止めるカット…好きだよ…。いやしかし、あのスピードでコロニーの中を移動してる最中に変形ができるのすごいし面白い。
ただ、変形機構すごいっちゃすごいんだけど、キケロガ本体の性能をあげる方向でなくこちら方向で開発を進めた意図はなんだろう。このロボ部にできてキケロガのままだとできないことある?MS形態でないとゼクノヴァ起こせませんとかなら嫌だが?戻ってきた赤いガンダムを抱き止めるためとかであってください。
ニュータイプパイロットとしての実力もさることながら、各所の間でうまく立ち回り、情報収集し、味方作る、と武力以外の方法で道を作ってきたところにシャリア・ブルの堅実さが見える。目的のためにどんな手段も厭わない怖さもあるけど、でも彼の中では目指す一本の道が見えてるんだろうとわかるアクションの起こし方で好きです。▲とじる
結局子どもや弱者の行動は全部大人や強者の手のひらの上、みたいな回でしんどかった。世の中の仕組みよ。あとあれだけ連邦テロリストが大暴れしたのに、コロニーの損傷は意外と少なさそうで、明日からも普通に日常生活を送る層(マチュのクラスメイトとか)がいるんだろうと思うと苦々しいけど、でもこれ現実でもあることだよね…私もニュース見てそのまま生活してることあるもんな…。
6話を見た私「これは1クールで終わるかもしれん。」
7話を見た私「いや…あと5話程度で終わるのか…?」
2025/05/22